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てすと

17の親友を亡くしたこと、アバンティーズえいじくんのこと

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 YouTuberのえいじくんが亡くなった。仲良し4人組の動画が好きやったアバンティーズ。

 

ニュースを知った時の自分の悲しみの深さで、勝手に親近感覚えて、友達みたいな感覚になってたことを知る。

 

テレビタレントにはない過度な親近感が、YouTuberにはあるんやと再確認。

きっと同じように感じた人も多いと思う。

そして身近な人を亡くすことは決して少ないことでない。みんな声にしなくても、それぞれに悲しみをもって生きているもんである。

 

 

俺は、17ん時に親友を亡くした。

 

四年前に父親も亡くした。

 

えいじくんの死を知って、残された3人の悲しみの深さに、その胸中を察して勝手に胸が苦しくなっている。

人が若くして亡くなることは、どうしてこんなに悲しいのだろう…

その数えきれん可能性を未来を、奪う権利は誰にもないのに。

 

17ん時に亡くした親友は、転落事故が原因やった。

自殺だと思う人もいたけど、俺はそうじゃないことをちゃんと知ってる。

 

 

親友は運動神経の良い方やっけど、マンションの手すりに登って滑って落ちた。

 

小学生みたいに、道路の白線だけを歩くのとを全力で楽しむ、そんな彼の無邪気なとこが好きやったけど、その無邪気さで彼は死んでしまった。

 

なぜあいつなのか。17で出会ったその人生の残酷さに、立ちすくんだけど、色んな人の支えで、なんとか今を生きてる。

 

 

楽しいこと、嬉しいこと、平凡な毎日を送りながらも、彼のことを思いだすことが無くなることはない。

 

彼の死をどう受け入れれば良いのか、その答えを見つけることはできないし、そう言葉で簡単に片付けてしまうようなこともしたくない。

 

 

彼が亡くなったあと、学校もバイトも休まずに行ったたけど、精神的にかなり参ってた。

 

体は動かしながらも、ぼーっと空白の上を生きていた。やからなのか、あの時期の数ヶ月の記憶はぼんやりとしてる。

 

色んな人が、色んな言葉で支えてくれた。

人は、どうすることもできんほど追いつめられた時に他人の暖かさを知る。そして、また冷たさも知ったりした。

 

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俺は思う。若くして人が亡くなることは悲しいことやけど、たとえ悲しい最後やったとしても、その人の人生の中にあった光は消えない。

その光は確かに存在したのだ。

 

 

亡くなった親友は、何か特別な才能があるわけでもなかったけど、最高にいい奴やった。

 

昼休みに話したたわいない話。

初めて音楽ライブ。

はじめて友達だけで酒を飲んだこと。

バイト代で一緒に少し高い洋服を買いに行ったこと。

 

俺らにあった輝く瞬間、その光は、たとえ悲しみに彩られた最後やったとしても消えることはない。

 

俺は、その光を、その瞬間を見つめたいと思う。

 

 

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