エッセイ
人が生まれたからには、必ずそれとセットで死が存在する。 いつかは心臓が止まり、全てを失うことを前提として僕たちは生きている。 そんな当たり前のことを受け入れることに、僕たちはすごく時間がかかる。 この命が消えていくこと、その感覚を現実として理…
遠藤周作のエッセイで知った精神科医のキューブラーロス。 なんだか気になったので、YouTubeで彼女を取り上げたドキュメンタリー番組を見た。 現代社会で行われる延命措置や安楽死に反対し、彼女は自然死を勧める。人が死んでゆくことを、人が操作すべきでは…
人は何故生まれ生きてゆくのか。人間は何故存在しているのか、本当に世界は存在するのか。 小さい頃、そんなことを考える時期があった。 なぜ空から水滴が落ちてくるのかを疑問におもって、それを何の衒いなく大人に聞いたことを覚えている。 道路脇に植えら…
この春小学校に入学する甥っ子がいてますが、彼も自分のタブレットを所有してて、ちっちゃい指でスクリーンをひょいひょい動かすのが可愛いのです、すごく。 ゲームしたり、HIKAKIN見たり、自分たちオトナが熱中するのと同じように、彼もネットに夢中、んで…
パブリックな場所での曖昧な決まりごと、育った環境や築く交友関係で簡単に変わってしまうような道徳。 たとえば、 セルフのカフェで、座席を注文前に確保するのはありか無しか、など本当に些細なことなんやけど、 置かれた状況によっては大掛かりな言い合い…
YouTuberのえいじくんが亡くなった。仲良し4人組の動画が好きやったアバンティーズ。 ニュースを知った時の自分の悲しみの深さで、勝手に親近感覚えて、友達みたいな感覚になってたことを知る。 テレビタレントにはない過度な親近感が、YouTuberにはあるんや…
色んな人が頭に思い浮かんで、その一人一人に会いたいし愛おしいし。 やけれども、自分の中から溢れ出る、どうしようもないモヤモヤが、その過程全てを面倒なものとして処理しちゃう。 人と会うこと、自分の時間が削り取られることに畏怖する。これって大丈…
もうこれは確認のしようもない話やねんけど、これほどまでに現実から離れてネットや本だのの世界だけで生きているのは俺だけですか?って。 聞きたい聞きたい、みんなどれほどの時間をスマホ見てますかって。 何か調べ物をするときにGoogle使う文化は定着し…
飲み会帰りの電車、ぼーっとした脳、心地良い揺れと流れる曲が、何故か急に書きたい欲を駆り立てる。 お酒を飲むと、 脱ぎたくて仕方なくなる人。 歌いたくなる人。 喋りが止まらんくなる人。 寝る人。 とまぁ十人十色ですが、最近の俺は、ものすごくメモア…
空気が乾燥すると、洗濯物がすぐに乾いたり、喉が乾燥したり肌がカサついたりと、 神経質になるほどに湿度をチェックしちゃう。 湿度をチェックできるアプリってのがあったけど、そんなパーツは流石のiPhoneにも搭載されてないだろうから、 ダウンロードさせ…