She reads.

てすと

インターネットと一人世界

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履歴から求められる俺へのおススメ記事やおススメ商品…

 

インターネットは使うほどにパーソナライズされていくね。

 

一から辞書を引くことほど無駄なことはないので、これでいい、これがいい。

 

俺には到底理解することもできんであろう計算式で割り出されたおススメたちをありがたく使わしてもらってるけど、ウェブ上での活動がどんどん個人に最適化されていくことで、僕たち1人1人が見る世界がどんどん別のものになっていく気もする。

 

このことがもっと加速すれば、もぉ昔みたいに誰とでも何かしら共通の話題でやり過ごす、なんてことはできなくなりそう。

 

あ、この人は全く話すことがないな、別の星やな。意外性のない、説明可能なコミュニティ。

 

どこでも繋がれるウェブがありながら、社会は分断されていく。

 

マトリックスの世界で描かれたように、僕たちはバーチャルの中で生きる道を選択するような気がする。

 

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現在でさえ、どこまでがバーチャルなのか、という疑問をもつ。

 

 

友人と同じ席でお茶をしながら、snsやゲームをしながら過ごす時間。

 

その間、僕の心は、いやたぶん身体性ですら画面の中に入っているとも言える。

 

古くは新聞や本、テレビ映画、バーチャルなモノを通じて僕らは仮体験をし生きる知恵を得ようとする。

それはシャチが捕食する前のアシカをもて遊ぶことと変わらない、とも言える。

生きていくために必要な知恵でもある。

 

まぁ社会がどう変わろうと、たぶん何でもすんなり受け入れてしまうんやろなぁ…

と楽観的に考えてます。